平成20年7月27日
 「徒然」も第四巻となった。晩酌をして徒然を書こうとパソコンの前に向かうのだが、酔いがまわりいい加減になったり、眠気に勝てず途中で投げ出したりすることが,たびたびである。しかし、なんとか4巻を記すことができる。また、5巻、6巻と頑張っていきたい。
 早速、「亜士亜の眠り」を開栓して,ロックで味わった。36度の原酒でありながら、度数を感じさせない口当たりである。何より特徴的なことは、樫樽貯蔵なので、ウィスキーのような香りがすることである。透明なグラスに注ぐとほんのりと琥珀色をしているが、写真ではちと分かりづらい。であるならばウイスキーでもよかろうと思うが、ウィスキーよりも断然こちらの方が口当たりが良くやさしく、すっとのどを通っていく。調子に乗って飲んでいると36度なので、酔いがまわってくる。飲み出すと、もうちょっと、もう一杯となってしまって、危険な焼酎である。
 以前、同じく樫樽貯蔵でウイスキーのような味わいがする「がらるっど」を飲んだ時には、ウィスキーでもよいのではと思ったが、今回「亜士亜の眠り」を味わって、ウィスキーではない柔らかさやのどごしを感じ、考えを改めた。
「亜士亜の眠り」開栓(H.20.7.27)
 このところ「木々の目覚め」をよくいただいている。とても滑らかで落ち着く香りである。この焼酎は木槽仕込みなので、どことなく木の香りのような落ち着く香りがする。芋の香りや甘さもそこはかとなく楽しめる。なかなか、口触りも良く、こく、香りともしっとりとしてうまく調和している。これは、旨い。ロックでしか味わっていないが、お湯割りもためしてみたい。
しっとりと落ち着いた味わい「木々の目覚め」(H20.8.5)
「古久蔵」見学(H21.4.26)
 福岡県八女郡黒木町にある「古久蔵」の見学に行ってきた。「古久蔵」の蔵開きは毎年1回、4月末のこの時期に行われている。「古久蔵」は福岡県の麦焼酎を造る9つの蔵が、それぞれの麦焼酎を5年以上寝かせ、熟成させるための保管場所と考えてよい。
 この「古久蔵」は旧国鉄のトンネル跡であるそうである。およそ、300メートルのトンネルは年間通じて15度ぐらいで安定しているそうである。この安定した気温と甕による熟成によって、こだわりの麦焼酎に醸し出されている。
 
 トンネルの中に入ると、薄暗く、片方にそれぞれの蔵本の甕がずらっとほぼ300メートル並んでいる。トンネルの上からは、水が垂れ落ちてくるようで、トンネル中にビニールの屋根で覆おってあった。こうやってじっと、蔵出しの日を待っているのだろう。
 帰りに、とうぜん、ゑびす酒造さんの「古久 らんびき」と株式会社天盃さんの「天盃 古久」の2本を購入した。1本は自分用に、もう1本は6月に焼酎好きな親戚が来るので土産用にと考えている。
 9つの蔵本が、こだわりの古久を造っているので、9つすべて、手元に置いて楽しんでいる方もあるのだろうと、思いながら、古久蔵をあとにした。