100本の芋焼酎を振り返って
平成20年5月13日
 徒然も もう第3巻目となる。まだまだ、書き綴る意欲はあるのだが、これはという題材に悩むことがある。
 しかし、これからも本サイトの発展と充実に力を注いでいくつもりである。
「銀の星」 至福の時を過ごす
 「銀の星」は私のお気に入りの「日南娘」を造る宮田酒造さんのこだわりの1本である。生産数が少なく、取り扱いのある酒屋さんでも、多くは入手しない。
 開栓をして、自然と手が伸びてしまい、なくなっていく度合いが早い。
 ほんのりと芋の香りとほのかな甘さが楽しめる。アルコールの荒々しさも全くなく、やさしく優美である。これを飲んでいると幸せな気分になってくる。
 
 酒の肴に「おきゅう」と「高菜」の油炒めをいただく。
 「おきゅうと」は九州博多ならではのもので、海藻のエゴノリを煮溶かして固めたもので、冷蔵庫に冷やしておく。「おきゅうと」に花鰹をかけ、醤油を垂らしていただく。食感はつるっとしていて、ほとんど歯ごたえはない。つるっとのどをとおすとひんやりとした感じと磯の香りがたまらない。

 「高菜」は熊本県阿蘇の名産品であるが、福岡でも生産しており、福岡のスパーなどには販売している。私の兄が大阪に住んでいて、帰郷した折にはお土産に持って帰っている。高菜の漬け物で、ざくざくと切って食しても良いが、油炒めも特有の香りと歯触りがよく旨いのである。
 とても質素な肴だが、「銀の星」があれば、もう最高だ。また、1本、入手しておかないといけない。
暑くなるとビールもほしくなる
 暑くなってくると、ビールがほしくなる。ぐいぐいとのどをとおす、のどごしがたまらない。また、のどをとおした後のほろ苦い味わいと香りが心地よい。 ときどき好きな銘柄を購入して、飲んでいる。その中でも「Premium molts」が好きである。
 ビールでのどを潤したあとは、焼酎をいつものようにロックで楽しんだ。今日は、麦焼酎「つくし」をいただいた。
 これまでの多くの芋焼酎を楽しんできた。このホームページでもすでに平成20年5月30日現在で100種の芋焼酎を評価するに至った。100本を味わうのに約3年間ほど経ているが、自分としては、短く感じている。サイトを開設した当初は、100種類の評価をめざしていたのだが、それを到達した今、次の目標は200種としたいところだ。しかし、新しい銘柄を追い求めることの負担と興味関心が維持できるかというと、いささか疑問である。すでに、好みの銘柄も多数あることだし、そのお気に入りの1本を飲まずして、新たな1本となると、二の足を踏むような感じである。そう考えると200種というのは、自分としては、ハードルが高い。まあ、「気長にぼつぼつといこうか」と意を新たにしている。
 さて、ここで、100種の芋焼酎を評価した節目として、印象に残っている焼酎を振り返ってみたい。
 まず、お気に入りの1本、これは、自分の好みにぴったりと思っていただいてよい。100種からリストアップしてみると、かなりになる。
 選出するに際しては、順位は付けていない。どれもうまい。選りすぐりの10種である。

      1 妻  2 ひなむすめ 3 造り酒屋櫻井 4 佐藤黒麹 5 萬膳庵
      6 なかむら  7 熟柿 8 山ねこ 9 銀の星  10 玉露黒
 こうやって好きなものを振り返えっていくと、10種では足りず、まだ他にもある。列挙すると白麹仕立のものが多く、黒麹仕立てはわずか2種だけである。自分は白麹仕立ての方が好みであることに気づかされた。
 上記の10種は、なんとして絶えず手元に置いておきたいが、購入が特に難しいのは、妻、萬膳庵である。
 次は、安くて常飲としたい1本を選出してみた。選出に際しては、入手の容易さや困難度は考慮せずに考えた。

 
 ここで紹介した4本はいずれも良心的な酒屋さんであれば一升で2000円以下で購入できる。安くて、旨く毎日に楽しむのは、もってこいである。しかし、いずれも手軽にいつでもどこでも入手できないのが難点である。
 三岳  相良兵六  八幡  薩摩茶屋  である。
「天狗櫻35度」で梅酒づくり
 今日は、平成20年6月2日(月)に梅酒づくりに挑戦した。ホワイトリカーの代わりに芋焼酎の「天狗櫻35度」と大ぶりの青梅1s、氷砂糖500グラムを準備した。
 つくり方はいたって簡単である。青梅を2時間ほど水にさらし、あくを抜く。そして、ざるに空け良く水気を切って、楊枝でへたをとってやる。次に、青梅と氷砂糖を代わる代わる瓶に入れ込んでいく。最後に、焼酎を入れたら終わりである。
 約半年で、梅のエキスが出てくるそうである、1年後には、おいしい梅酒ができあがるはずだ。早くも1年後が楽しみである。
 
薩摩茶屋」サーバー寝かせ 試飲
 「薩摩茶屋」は安くて、こくを楽しめる1本である。そんなお気に入りの「薩摩茶屋」をサーバーで寝かせ半年経った。久々に、「薩摩茶屋」が飲みたくなったので、保管していたサーバーを持ち出して飲んでみた。
 「薩摩茶屋」は元々、アルコールの刺激感をあまり感じないものだが、サーバーで寝かせたことでより一層まろやかになっていて口触りが良くなっているようだ。しかし、口触りがよくなった反面、黒麹のもつ、芳ばしさや香りが弱まっているような感じがする。ここら当たりは、新酒と飲み比べをしていないので確信ではないのだが。中には新酒をあえて好む理由として、満ちあふれた香りに惹かれるのだろうと思うのだが…。
 ところで、先日、とある酒屋さんを訪れていると、年配の客と店主が会話をしていたのが、自然と耳に入ってきた。 お客が「どれが旨いね」と店主に尋ねる。店主は「うちにおいているのは、全部おいしいです」なるほど、店主ならそう答えるよなと思いながら、耳を傾けていると客は、「この前、薩摩茶屋を飲んだけど旨かった。あるね(取り扱っているね)」店主はだまって、首を横にふっていた。
 「薩摩茶屋」安くて、旨いのだが取り扱いのある酒屋さんが限られる上、なかなか店頭には並ばない。たまに4合瓶が並んでいたりするぐらいだ。1升で定価で購入しようとすると、酒屋さんと顔なじみになるしかないようだ。
薩摩茶屋」飲み比べ
 次はロックで飲んでみた。4合瓶のものをロックで飲むと、氷で薄まった分ずいぶんと飲みやすい。アルコールの刺激感を感じなくなった。芋の香りとこく、甘みを感じつつおいしく頂ける。サーバーものは、やはり口触りがよい。まろやかになっているが、香りが弱まってる。強い香りや、濃厚な味わいが弱まり、やさしく上品とした感じなのである。これはこれで、旨い。
 サーバーで保管することで、まろやかさや舌触りが格段に良くなっている反面、香りや刺激が丸くなり影を潜めてくる。どちらが良いか、好みで分かれるところだろう。
 たまたま、「薩摩茶屋」の4号瓶が手に入ったので、サーバーで半年ほど寝かした「薩摩茶屋」と飲み比べることにした。どれくらい味わいが変化しているのだろうか。
 4合瓶とサーバー保管のものをそれぞれぐい飲みにつぎ分ける。4合瓶には20.4.4と記載が記されてある。その瓶詰めをストレートで味わった。香りをかぐと、芋の香りと黒麹特有な香りがたっている。口に含むとストレートなのでアルコールの刺激感を感じる。方やサバ―の方は、口に含むとアルコールの刺激感を感じるものの強くは感じない、また、舌触りがまったりとしてやさしく感じるのである。香りは、黒麹の香りや芋の香りが押さえられている。
 同じようにサーバーに保管していた「富乃宝山」では、サーバー保管の方が好みであったが、「薩摩茶屋」に関しては、迷うところだ。その日の気分によって飲み分けるといいようだ。
 今日は、「萬年無濾過 大地の夢」を開栓し、また最近、封を切ったばかりの「薩摩嵐」をロックでいただいた。「萬年無濾過 大地の夢」は特有の香りと甘さが際だっている。今日初めて飲んだ印象では、甘く濃厚な感じを受けた。一方、「薩摩嵐」は芋の香りと自然な甘みで上品な感じであった。好みとしては、「薩摩嵐」である。  
薩摩嵐」「萬年無濾過 大地の夢」開栓
 今日は、夜の会議後、懇親会で宴席であった。あまり気乗りがしない飲み会であった。会場には職場に車を置き、歩いていったのだが、全く飲まずに帰ってきた。帰り道、腹加減は満たされているので、寝酒に何がいいか思案しながら車で帰ってきた。
 そこで、この「兼八原酒」を飲むことにした。「兼八原酒」を自分の部屋に持ち込んで、本サイトの更新をしながら、味わった。
 この「兼八原酒」はアルコール度数が42度もある。理屈は知らないが、芋焼酎ではここまで度数が上がらない。度数が高いので、グラスにたくさん氷を入れて、しばらく置いて氷が溶け出してから、味わった。
 麦の芳ばしさがふぁと広がり余韻を残しながら鼻から香りが抜けてくるようである。ゆっくりとちびちびと盃を傾けているがさすがに45度、胸のあたりが熱く感じてくる。そうするうちに氷がずいぶん溶けて飲みやすくなる。薄まっても麦の芳ばしい香りはかわらなく、のどをとおした後にほんのりと甘みを感じるようになる。
 原酒の楽しみ方として氷に溶け具合よる、味わいの変化を楽しむのもよい。今宵は、2盃目は控えておこう。もう、酔いがまわってきたようだ。
今宵は兼八原酒」
 今日は、芋焼酎の「千亀女」と麦焼酎の「蠍」を開栓した。
 「千亀女」は若潮酒造さんがが醸し出す甕壺で仕込んで木樽蒸留の後、甕壺で貯蔵された手づくり焼酎である。
 「蠍」は「さつま無双」さんが造る麦焼酎で、「ギルド」の商品で、「ギルド」加盟店でしか。購入できない。
 「蠍」は口当たり良く、麦の芳ばしさと甘さが程よく調和して、飲みやすい。
 「千亀女」も飲みやすくほんのりとした芋の香り、甘さを感じながらも、木樽蒸留での木の香りを遠くで感じてくる。こちらも飲みやすい1本だ。
「千亀女」「蠍」開栓
「甕壷黒正春」開栓(H20.6.21)
 頂き物の「甕壷黒正春」を開栓した。甕や壷に詰められた焼酎をいただくのは初めてである。木のふたの下には、さらに大きなゴム製のふたがはめられており、蒸発や漏れを防ぐようになっていた。
 この「黒正春」滑らかで、黒麹の芳ばしさと芋の香りが程よく調和している。
 せっかく甕壷に保管されているのだから、ゆっくりと期間をあけて味わい、変わりゆく味の変化を楽しみたいと思っている。
今宵の晩酌(H20.6.23)
 今宵は、まず白石酒造酒造さんの「田伝夢詩」をいただく。しっかりとしたこくと味わいのする1本だ。次に、老松酒造さんの三年貯蔵の「薩摩嵐」、これは、ほんのりしてやさしい芋の香りと味わいが楽しめる1本だ。最後に、渡邊酒造さんの「萬年無濾過 大地の夢」を楽しんだ。前回飲んだ時には、甘さを強く感じたが、今日はさほどでもなかった。ひょとしすると、本日飲んだ3銘柄の順番のせいかもしれない。初めに飲んだ「田伝夢詩」は結構濃厚な味わいであるし、次に飲んだ「薩摩嵐」も芋の甘さを楽しんだ。そして、、「萬年無濾過 大地の夢」と続いたもものだから、舌の感覚が麻痺したようにも思われる。今日飲んだ順番を全く入れ変えると、違った印象になっただろう。
 一昨日、「萬年 無濾過 大地の夢」を「田伝夢詩」「薩摩嵐」と楽しんで最後に味わい、初めて飲んだ時の印象の「甘い」という印象と大きく違っていたので、今日は、初っぱなにグラスに注ぐ銘柄を「萬年 無濾過大地の夢」とした。すると、やはり甘い。砂糖が入っているのではと思うほどである。
 いくつもの焼酎の本来の味わいを楽しむためには、味やこくの薄いものから順に楽しんだほうが、より、その銘柄がもつ味わいが明確にわかる。もっと、正確さを望むなら、一銘柄飲んだあと、水で口を注いで、次の銘柄を口に含むと、舌の感覚が元に戻り、正確な味わいを感じることができるであろう。
 
飲む順番は
 日本酒の聞き酒の鑑表会だっただろうか、水で口を注いできき酒をしている様子をテレビだろうか、見た覚えがある。
 というものの、正直、そのようなことをいちいちやっているのはとても面倒である。何でもおいしく、楽しく飲めたらそれが一番である。焼酎評価を本業としていないのであるから。
「酔十年」開栓
 平成19年3月に購入した「酔十年」を開栓した。購入した時の価格jは4,200円であった。裏ラベルを見ると平成8年謹製とある。かれこれ12年経っている。
 いつものように、ロック。封を切って、瓶の口に鼻を近づけ香りをかぐと、ほんわりとした、芋の香りがするが、そこはかとなくおとなしげである。そっと口に含むと、なめらかで、刺激もなくするっとのどをとおっていく。古酒なので、強烈な香りやこくはない。舌になじんで、上品な芋の香りと甘さを感じる。
 旨い。ロックではあまり香りは立たないが、お湯割りではどうなんだろうか。お湯割りでも、味わってみたいと思わせた。次回は、お湯割りで試してみよう。
さっそく「玉露 黒」開栓
 さっそく、先日の土曜日(H20..6.28)に購入したばかりの、中村酒造場さんがつくる「玉露 黒」を開栓した。
 以前飲んだのは2年ぐらい前になるだろうか。久々に味わうことになった。やはり、今回もロックで楽しんだ。口に含むとやさしい芋の香りと、ほんのりとした甘さが広がってくる。ころころと舌の上を転がしても、アルコールのひりひりとした感じがせず、とても滑らかである。これは、3年貯蔵の恩恵であろうか。やはり、旨い。また一杯と自然と手が伸びてしまう。同じ蔵本が造る「なかむら」もすばらしいが、これも引けを取らないぐらいにすばらしい。「なかむら」は高値だが、こちらはお安く、求めやすい。コストパフォーマンスから考えると、「玉露 黒」に軍配が上がる。
 今回2年ぶりに味わったが、2年前はもっと甘い印象をもっていたが、今回は、甘口は変わらないのだが、ちょとやさしい甘さに感じた。年度によって、味わいも微妙に変わるのだろうか。それとも自分の味覚の曖昧さのだろうか。いずれにせよ、口あたりよく、甘めの焼酎がお好きな方にお勧めの1本である。2年前の評価はこちら。
 1ヶ月ぶりだろうか、遠くの酒屋さんに、目的の焼酎を購入しに出かけた。残念なことに目的の品は入荷していないとのことだった。せっかく来たのだから、宮田さんが造る米焼酎の「宮田屋」をお願いして、店主に入荷時期を尋ねると親切にも教えてくれた。そのようにいろいろ、焼酎のことを話す中で、「古酒櫻井」は手に入らないかと尋ねると、今はもうすでになく、現在、蔵で古酒となる日を待っているとのことだった。いつの日かまた、「古酒櫻井」にお目にかかるだろうか。自分が古酒のことを尋ねた話のつながりで、店主の方から「平成13年製造の原酒がありますよ」と勧めてくる。平成13年というと7年前のものである。なるほど古酒である。 「高いんでしょう」「いえ、当時のままの値段です。飲み屋さん用にと とっていたものが1本だけあるんです。これは、うちが(酒屋)タンクごと買い取ったもので、最後ですよ。」と話が続く。
「それじゃ、ください」店主は、奥から「はい、最後の1本です。」とカウンターに置いた。どうも、「最後」や「限定」という言葉に弱い。
 というわけで購入したのが「薩摩の眠り」である。原酒なので41度もある。通常芋焼酎は度数が35度前後である。「単式蒸留しょうちゅうの表示に関する公正競争規約」では、「原酒」は 「蒸留後に水、混和物、添加物等を加えず、かつ、アルコール分が36度以上のものでなければ、原酒の文字を表示してはならない。」とある。この「薩摩の眠り」は41度もある。規約に沿って「原酒」という表記がしてある。それにしても40度を超える度数はまれである。店主に「芋焼酎でこんなに度数が上がらないでしょう」と尋ねると、「蔵本の鹿児島酒造でもこんなに度数が上がったのが初めてです。芋のデンプン質が…、蒸留して初めのほうが度数が高くて、終わりになると低くなって、その分、歩留まりが悪くなるんです。云々…」 と教えてくださったが、素人の私には、良く理解できない部分が多かったが、初垂れ」と呼ばれるものは42度前後のものが多いことを考えると、なるほどである。それにしても、正確にその理由をお伝えできず申し訳ない。
 家に帰って、よくよくラベルを見ると「原酒」の表記はあるが、「古酒」の表記はない。裏ラベルには以下のように記されてある。『「薩摩の眠り」は、名杜氏である黒瀬安光杜氏が、平成13年度製造した、芋焼酎の中で「キラリと輝く」原酒を、密かに貯蔵したいも焼酎の逸品です。…略』ということは、平成13年度に瓶詰めをした、瓶詰め古酒ということなのか。
 他にも、ネットでこの「薩摩の眠り」を調べてみた。すると、「亜士亜の眠り」と親子関係にあるようである。「薩摩の眠り」の原酒を福岡県朝倉市にある「株式会社篠崎」さんで樫樽に長期保存したものが「亜士亜の眠り」のようだ。ともに、今日行った酒屋さんのプライベートブランなので、多くの方が目にすることはないだろう。こんなこと調べているうちに「亜細亜の眠り」もほしくなった。今度酒屋さんに行ったら、生い立ちについても尋ね、1本分けてもらおうか。
 本日購入した「薩摩の眠り」は3,800円であった。41度の原酒なので割高になるのは当然であるが、20度に和水したとすると1升瓶で2本分となる。それに7年古酒と考えると安い買い物をした。「薩摩の眠り」と 「亜士亜の眠り」を二つ揃えてみたいものだ。
「薩摩の眠り」のうんちく
「桐野」開栓
 「桐野」を開栓した。瓶の口に鼻を近づけ香りをかぐと、いもいもした香りである。今回もロックでいただいた。アルコールの刺激感がなく、口あたりがよい。芋の甘さを感じつつこくと香りが程よく調和されているようだ。自然とまたまた一杯と手が伸びてしまう。
 この「桐野」は日本侍士の会の企画した焼酎である。日本侍士の会の焼酎は多くが3,000を越えるものが多い中、この桐野は2,800円で購入できた。日本侍士の会の焼酎の中では、安い価格設定である。しかし、取扱店が限られた上、入荷量も少ないと聞いている。なかなか入手困難な1本のようである。
焼酎にぞっこん
「木々の目覚め」開栓(H.20.716)
 酒屋さんの勧めで、購入した「木々の目覚め」を開栓した。この「木々の目覚め」は新たに造られた「祁答院蒸留所」で造られるもので、この焼酎の特徴は、木桶(もくそう)仕込みである。多くの焼酎は甕壷やホーロータンクで仕込まれるが杉の木で造られた桶で仕込んであることである。これまで、数多くの焼酎を飲んできたが、木桶仕込みとは初めてである。
 ロックでいただくと、アルコールの刺激感はなく、芋の香りとこくを感じる。また、ほんのわずかに木の香りというべきか落ち着くような香りを感じる。しかし、木桶仕込みという先入観がそう思わせるのかもしれない。
 
*後日、酒屋の店主に確認したところ、原酒は別と判明。
 ここにお詫びして訂正いたします。写真の「亜士亜の眠り」は、後日、購入したもの。