私は、焼酎をロックで飲むのが通常である。ロックでの飲む杯も手にしっくりとなじみ手頃な大きさがよい。私は、いつも2つのグラスをよく使っている。どちらも、陶器である。手にもった時の手触りやデザインが気に入っている。妻は焼き物が好きなので、買い物に出かけた時、猪口を時々買ってきてくれる。また、手作りのカップも2つほどある。現在14個のグラスがある。その中でも、よく使うのは2つなのである。
 ロックで使うグラスは口径が8pか前後のものが使いやすいようだ。大きめのかち割り氷を入れるのだから、口径はそのぐらいは必要だ。口径が広すぎると、手に持ちづらくなってしまう。

 職場の歓送迎会の会場に開始時刻より早く着いて、少々時間があったので、近くを散策していた。すると、昔風の造りの陶磁器屋さんがあったのでのぞいてみた。めあては、大きな酒徳利を探すためであった。焼酎サーバーで焼酎を寝かしているが、サーバーでなく徳利でもいいと考えていたからだ。店内を一回りしたが、2合ほどの徳利はあったが大きな酒徳利はなっかった。しかし、いくつかの杯に目がいった。一つは、有田焼でタコ唐草文様の磁器、もう一つは、陶器で草花の絵付けがしてあるものである。手にとってみると、どちらも手頃な大きさで飲みやすそうであった。どちらを購入しようか迷ったが、結局、絵付けのある陶器の杯を購入した。
焼酎のグラス
 左の写真が、いつもよく使うグラスである。どちらも手頃な大きさで、程よく氷をいれることができ、手にしっくりとなじんで持ちやすい。
 久々に絵付けの陶器を買ったお店をのぞいてみた。すると、以前、ほしいと思ったタコ唐草文様の杯がまだ展示してあった。手に取ってみるともちやすい。結局、購入した。値段は、税ゴミ1.050円であった。家に持ち帰り、妻に見せると、「これはタコ唐草模様の絵付けに手間暇がかかるので1.050円は安い」とつぶやいた。なるほど、こも文様を描けと言われると、大変である。写真の木製の受け皿も女将さんが一緒にどうぞとサービスしてくれたものだ。
 なかむらをロックでいただいたが、なかなか手にしっくりなじんで、唇に当たる感触も気にならない。使いやすい。
 平成19年11月23日の勤労感謝の日に佐賀県の有田町で開催されている「秋の陶磁器まつり」に行ってきた。
有田町の有田陶磁の里プラザで購入した「香酒盃」である。値段は、確か2.800円だったか、はっきり覚えていない。「香酒盃」の特徴は別項を参照してほしい。
 さて、早速、ロックで使ってみた。なるほど、ふぁと香りが立って、一層、焼酎の楽しさ、奥深さを感じさせてくれる。氷がくるくるとまわって、カラカラとした音もここちよい。
 おでんを盛りつけているタコ唐草模様の中皿も購入してきたものである。
 平成20年の春、勤め先を異動になった。職場の方々から記念にと、唐津焼の焼酎グラスをいただいた。手に取ってみると、結構な重量感があり、ずしりとしている。また、ざっくりとしていて飾り気がないが、十分な存在感を感じる。グラスにいい思い出が宿った。このグラスを使うたびに、職場の面々を思い出すことだろう。大切に使わせていただこう。
 久々に新しいグラスが増えた。今宵は、久しぶりに「やまねこ」を開栓してロックで味わった。